ひめ

由宇子の天秤のひめのレビュー・感想・評価

由宇子の天秤(2020年製作の映画)
4.2
善悪の天秤が揺らぐ究極の選択
己に問題が降り掛かってきたとき、自分と自分の周りを守るために、由宇子の葛藤と選択を見守りながら自分の中の価値感を問い続けた
見えない真実に翻弄され人間不信になった経験を思い返し、正しさとはなにか、信じること貫くことの難しさを考える
フィクションではなく現実でこういうことが、例えば現実の事件として扱われた時、私は、他人は、どう思うのだろうか

真実は当事者にしかわからない
他人はわからない中で向き合っていくしかないということ、直近で観た『空白』という映画と本作とどちらの作品からもそれを痛烈に感じました
他人との価値観の違いに首を絞められたりすることは大なり小なり日常でもある
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