とてつもなく良い作品に出会った。刺さる人には刺さりまくる作品だ。
私はミュージカルRENTが大好きなので、ジョナサンラーションを題材にしているというだけで、ワクワクする。
物語の節々でRENTを彷彿させるような演出(家賃、停電)やキャスティング(どう見てもミミ)があり、作品への理解を深めてくれる。
この辺りはさすが、リンマニュエルミランダが監督しただけある。私は彼は本当に何十年に一度の天才だと思う。
この題名にもなっているtick tick Boom!については正直知らなかったが、それを題材にして、自伝的に作り直すというアイデアが素晴らしかった。メタな内容で、一見すると理解し難い内容だtたが、そこをうまく昇華した脚本もとてもよかった。
RENTが見たくなるクリスマス前から年末にかけての時期の公開、また、ソンドハイムが最近亡くなったことが、この作品のドラマ性をさらに高めたと思う。
欲を言うなら、映画館で見たかった。それだけだ。