Rosso

マニカルニカ ジャーンシーの女王のRossoのレビュー・感想・評価

3.7
フォロワー様のレビューで今作の存在を知り、なんやこのろそホイホイなジャケ写!!と滾り、その10時間後には劇場にてウッキウキ待機よ。(どれだけ暇極めてるんだ僕...)

事前学習なしで見始めまして、あっこれパドマーワトパティーンかもしれんぞと懸念し、見事1857年インド大反乱へとベクトル定まり察しましたね。。。
パドマーワト、ケサリ、そしてマニカルニカがインド3大尊厳死万歳ビデオということか。

視聴後にマニカルニカさんこと、ラクシュミー・バーイーのこと調べましたら結構史実に沿ってるのな。
はえ〜凄い、こんな人いたのか...

開幕からスイスイ急展開のせいであまり感情移入がしにくい前半だったものの後半はもう重厚でしたね、気持ちが痛いほど染みる...
且つパドマーワトの夫氏みたいな心臓バクバクイージーミスはあまり見られず、結構その場その場の最適解を導いてるなあという印象。
しかし数の暴力にはどうしたってどうしようも無いかという虚無感。
うーん、この展開に結末は致し方ないなあタラレバも言えねえかもしれんと素直に脱力です。

ダンスシーンもちゃんと一定数盛り込まれてますが、笑わせにかかるネタ要素は控えめだったかな〜
割とシリアス展開を愚直にだった感想。
だからこそイギリス奴の夢オチでのびっくりホラーで戸惑っちゃったよ。(どうしても要素0は嫌でねじ込んだか?)

後はインド映画あるあるなんすけど、映画始まる前に「宗教や地域、国の差別の意はない」だの「動物は痛めつけてない、CGだ」だのの注釈が今作とて丁寧だったんですが、僕の記憶違いでなければ「酒は健康を害すぞ」みたいなの最後に挿入されてて思わず「へ?」と声出そうになったわ。
いやその通りだけどね、好んで酒飲まない勢の僕としてはそうだそうだ言ったれ!案件なんですけども。(超余談失礼)
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