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モンスター: その瞳の奥にのolnのレビュー・感想・評価

モンスター: その瞳の奥に(2018年製作の映画)
3.7
蛍光灯は黒と白を映し出す
グレーは無い

同じ映画を観たって
感じ方は同じではない
世界の見え方は人それぞれ

レンズ越しの記憶
撮り溜めた取り止めもない日常

あの日歩いたマディソン通り
93歩の長い道のり
手が届きそうだった陽射し
見たいものは眩しすぎた

Boy, Human, Monster…
何が見える?




感想です。

Nasが出ると聞いたら鑑賞しないわけにはいかない!全体を通して派手さは無いものの、咀嚼しがいのある渋い作品でした。

ただ、アメリカでの公開が2018年ということもあって、少しテーマ性に古さを感じました。この数年のうちに、世界は変わったんですね。今撮るなら、もう少し人種の対比や軋轢なんかが盛り込まれるだろうなと思います。
そして、主演のケルビン・ハリソンJr.ですが、本作のスティーヴとWAVESのタイラーが同一人物とか嘘だろと言いたくなるほどの変貌ぶりです。たった数年でこんなに変わるなんて、この後めっちゃ鍛えたんでしょうね。

本作の劇中でかかる曲にちょこちょこニヤついてしまいますが、特にやられたのがNovelの”A Sickness”という曲。慌ててShazamでチェックしました。
ところで、AppleMusicとかで、海外アーティスト名をカタカナ変換するのってなんとかならないんですかね?
日本のアーティスト名はアルファベットのままのくせに、本気で余計なお世話だと思っています。かといって、言語設定を英語にすると、日本のカタカナアーティスト名が英語になったりするので、こればっかりはクソ仕様だと言わざるを得ないのが現状。
林檎の中の人、なんとかして!
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