GUMI

EMMA エマのGUMIのネタバレレビュー・内容・結末

EMMA エマ(2020年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

ジェイン・オースティンっぽくてええな!と思ったらジェイン・オースティンだった。
この人の描く近世は夢のようで、それがパステル基調の色彩と秀逸なカットで愛らしく撮られてる。

ストーリーはと言うと、身の回りの人間の下心が手に取れるようにわかっちゃうし、みんな私の予想通りに動くし、私には何でもお見通しだわ〜こんな素晴らしい私に似合う男なんて居ないから私は求められても結婚なんてしないわよ〜…という若者特有のイキりを発動していたことにある時ハッと気付いて…。
現代にも通ずる、ちょっとイタいワタシが恥を知ってやっと本質を理解するまで…というもの。

飲み会の時にやたら声デカくて周りを煽りまくってサバサバを演出し、「私は恋愛とか興味ありませーん」な振る舞いをする割に内心モテたくてモテたくて堪らない女子大生のおイタを見ているような気持ちになった。
もっと他に感想無いんかいとも思うのですけど、観てる合間合間でさらば青春の光の「それ能やん」のネタばりに、「それ大学生やん」「大学生やん…」「大学生やん!」しか浮かばなかった。
どの時代にもこういうイタい子はいるのね。

個人的にアニャちゃんは貴族顔じゃないと思っていて…
グウィネス・パルトロウのエマが観てみたくなった。
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