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とらんぷ譚のMintedのレビュー・感想・評価

とらんぷ譚(1936年製作の映画)
3.6
ギトリが自作の小説『詐欺師の物語』を自ら脚色・監督・主演した作品でトーキー2作目。原題の「Le Roman d'un Tricheur」は「ある詐欺師の物語」という意味。トリュフォー、ゴダールらが影響を受けたとされている作品だそう。

劇中ほセリフがほとんどなくギトリのモノローグで構成されているからか、なかなか集中力がもたなくて毎回寝落ちしてしまい、ちゃんと観るまでに2週間近くかかった。。。といっても少しづつ観たのではなく、大好きなギトリの作品だしこれを観るためにDVD買ったからちゃんと観たくて、律儀に毎回最初から観なおしたので冒頭のアドルフ・ボルシャールのピアノは何度も聴いたw

ギトリらしいお洒落さとユーモアもあって作品としてはとても良い作品だけど『幸福を!』のほうが断然好き。

家で観るのもいいけど、ヴェーラのあの空間で知らない人たちとみんなで笑いながらギトリの作品を観るあの時間が恋しくなった。

〝カネを使わないヤツは貨幣の流通を中断させてる〟
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