スペインの女性監督アリス・ワディントンの長編デビュー作。
近未来。孤島にあるパラダイス・ヒルズと呼ばれる若い女性専用の滞在施設が舞台のファンタジー・スリラー。
女性侯爵（ミラ・ジョヴォヴィッチ）が仕切るその施設には、それぞれの事情で送り込まれた女性たち（裕福又は裕福になるチャンスを持つ若い女性）が、ヴィクトリアン・テイストの衣装を着させられ、イケメンのアテンダントたちがサーブする上質な空間で、不思議なレシピの食事やヨガなどのレッスンを受け、目的の状態に達すると出られるようだ。
一見、パラダイスのように見える日々だが、新入りの主人公ユマ（エマ・ロバーツ）は当初から早く逃げ出したく反発。
やがて、この施設のダークサイドに気づく・・・
主な登場人物は、ユマのルームメイトのユウ（オークワフィナ）とクロエ（ダニエル・マクドナルド）。
そして、ユマに惹かれる歌手アルマナ（エイザ・ゴンザレス）。
本作が長編デビューとなるアリス・ワディントン監督は、Wikipediaによると、広告代理店でのキャリアや、作家、写真家、ファッションなど幅広い才能をお持ちの様子。
本作もコスチュームやプロダクションデザインなどにそのセンスを発揮されてますが、ストーリー、人物やその関係描写、フェミニズム要素…いずれも物足りない読後感でした。
