きき

ジョゼと虎と魚たちのききのレビュー・感想・評価

ジョゼと虎と魚たち(2020年製作の映画)
4.3
上映終了日に滑り込みで鑑賞!
同じ映画館で働くスタッフたちからのゴリ推しで◡̈⋆*

大学生の恒夫には夢があり、その為に身を粉にしてバイトに明け暮れていたある日、坂の上から猛スピードで降りてくる車椅子から女の子が降ってきた。
その子は生まれつき脚が不自由で祖母に育てられた、自分をジョゼと名乗る女の子。
憎まれ口ばかり叩く彼女と出会い、恒夫とジョゼの日常は変わっていく。

というお話。

以前やった実写作品はちゃんと観た記憶がないのだけど、もっと暗くて生々しい印象だった。
だから、本作のチラシを見た時、こんな可愛らしい絵柄の作品になるの( ˙꒳​˙)?と思っていたのだけど。

いやー!良かった…!!

まず、基本的にアニメ作品をほとんど観ないのだけど、去年から少しずつジャンルの幅を増やしたいと思っていたので、とてもタイミングよく観られた気がする◎

アニメ作品、というジャンルにしては、アニメーション向きとは言いづらい内容ではあるけど、とにかく作画が素晴らしく完璧で拍手!
ずっと可愛い、きれい、こんなことあるの?ってくらいパーフェクトだった…!

結構TVアニメシリーズの映画化(銀魂とかワンピースとか)観てると、引きの画とかもうちょいなんとかならんかった…?て思うこともあるのだけど、本作はそんなこと思うシーンなかったんだよなぁ…

実写との差異が分からないのだけど、今回アニメにしたことで、キラキラした希望に溢れた可愛らしい作品になったみたい◡̈*!

前半で出てくるアニメーションならではの演習はとても良かったし、欲を言えば後半でもアニメーションらしい演出があればなお良かったかなぁ。

ご都合主義な展開も勿論あったけど、それはアニメだからなぁ、という気持ちもあってそこまでツッコミを入れることなく受け入れられたと思う。
最後の方とかね。

主演二人の声、中川大志くんと清原果耶ちゃんも上手だったし〜!

でも、実際は扱うにはアニメらしいテーマではなかったし、難しいな、と。
恒夫のことが好きな女の子の行動は、結果論で言うと発破をかけて、背中を押すようにもなったけど、あの時のジョゼには傷を抉るような、塩を塗るようなことでもあったと思う。
個人的にはあれで自分をいい女、と言ってしまう彼女は好きになれなかったなぁ( ꒪⌓꒪)

そこだけどうにも首を傾げるシーンでした!

まぁ、最後のジョゼの行動も、?ってなってたけど、終わりよければ全て良し!ってのあるよね☺︎︎!

記録 : 2021年22本目。
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