たかな

ジョゼと虎と魚たちのたかなのレビュー・感想・評価

ジョゼと虎と魚たち(2020年製作の映画)
3.4
自分が健康であるかそうでないかで感じ方が違う作品
身体的理由でやりたいことやなんでもないことを諦めてしまう気持ちわかるし、気持ちすら向かなくなる
劇中の言葉を使うと、健常者には長期的に及ぶこの感情は理解出来ないだろうし、それでジョゼとぶつかったりする
でも、恒夫が健常者だったからこそ頼れることも沢山あっただろうなと思う

事故で恒夫の視点が変わってからは分かりやすかった
誰にも自分の痛みや辛さは分からない、何を言われてもピッタリ欲しい言葉が来ないし何を言われたいかと言われても分からない
あの場で恒夫に寄り添い必要な言葉を与えられるのはジョゼだけだったのがそれまでのストーリーで明確だった

背景はどうあれ気の強い女性苦手なのでおばあちゃんが1番好きだった
たかな

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