初めてデニスホッパーに触れたのは、高校の時に京都大宮にあった二番館で観た「ブルーベルベット」。
何と二本立てだったかは記憶が曖昧だが、その後しばらく学校でデニスホッパーごっこに興じたのを思い出した。
その次に観たのは「悪魔のいけにえ2」だったろう。
一躍"俺の好きな俳優"上位にランクインしたものの、大学生になってもそれを広言するのはハズイ事と思うようになった。
そんなデニスホッパーがデニスホッパーを演ずるフェイクドキュメンタリー。
デニスホッパーのクソつまらん話を延々聞き続けるのは時間の無駄だったし、自らのパブリックイメージを逆手にとった破天荒な所業もクソ寒い。
それが狙いとは言えつまらない。
それでも、失神することなく見続けられたのは何故だろう。
映画館近くのスーパー銭湯で先に充分に心身を整えていたからだろうが、ビンビンに冴えている筈の脳細胞には何の信号も届かず、既にぼんやりとしている本作の印象は代謝力が高まった体から明日には排泄物として綺麗に流されることだろう。
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今日の一曲
アメリカンドリーマーと言えば、父親が配管工を営む貧しい家庭からスーパースターレスラーに登り詰めたダスティローデス。
その息子ダスティンはWCWからWWFに移籍した際にハリウッドからやってきた変態王子となる。
怪奇派レスラーとしての卓越なるルックスと徹底したキャラと確かなレスリングはアメリカンプロレスの正統な継承者の内の一人と確信できる。
映画のオープニングを模したエントランスビデオもGOOD。
Goldust Entrance Video
https://m.youtube.com/watch?v=TxHzvaydrhE
2020劇場鑑賞31本目