世界有数の美術館であるマドリードのプラド美術館を紹介している映画。
ヨーロッパの歴史を踏まえながら、ほどよくまとまっている印象で、この美術館がどういうふうに出来上がったかが、分かりやすく描かれている。
とはいえ、絵画に対するそこまで深い考察はなかったかなというのが正直な感想ではある。比較的ブルジョワジー的な成り立ちの美術館だからか、ちょっと他の美術館のドキュメンタリーと比べると浅いような気もする。
でも、芸術は結局捉え方1つで色々と変わるから、当たり障りのないシンプルな作りでも別に良いのかなとは思った。実際に見に行ける機会があるかどうかは分からないけど、行くことがあったら生で魅力を体感してみたい。