すごい作品を観てしまった。
パーフェクトな作りなのではなかろうかと思ってしまう。
生々しく社会提起しがちな問題を扱いながら、一見POPで、明るい色彩の描写。
主人公が、キュートなんです。
そのキュートさが、また、事件のひどさややるせなさを際立たせて、苛立ちが湧き上がる。
事件のもみ消しもそうだけど、あんなことが日常茶飯事で起きてると平然と口にできることに、怒りが込み上げる。
決して、ダイレクトに問題提起をして訴えかけているわけではない。
だけれども、衝撃のラスト、なんで？とモヤモヤが残る。
復讐という意味では、ザマーミロ！なんだけど、主人公を思うと、納得がいかない。
でも、もしかするとそれこそが、狙いなのかもしれない。
あなたたち、ちゃんと考えなさいよと。
