タケダ

世界でいちばん貧しい大統領 愛と闘争の男、ホセ・ムヒカのタケダのレビュー・感想・評価

3.5
世界で1番貧しい大統領と呼ばれたウルグアイ元大統領ホセ・ムヒカの半生と政治哲学に迫る映画。

「我々が資本主義をコントロールしているのではなく、資本主義にコントロールされているのではないでしょうか?」

「資本主義のために自分の時間を投げ打って働く。そうじゃないと不況のお化けが現れるから。」

「我々は、発展するために生まれて来たのではなく、幸せになるために生まれて来た。発展が幸せを妨げてはいけない。」

大統領専用車ではなく自家用車で移動し、街の老人とも政治方針について言い合いをする極めて庶民派の大統領。

昔の軍事政権化のウルグアイで、極左組織に加入して活動。実業家、政治家を誘拐したり、銀行を襲い、富を貧しい人たちに分配した。

極左組織活動の際に死者も出しているが、「最も悪いのはアメリカの考え出した金融制度であり、その前では殺人を除き、いかなる罪も霞む」と発言。

資本主義を超消費社会と定義している。

貧困率を35%から11%に、極貧率を5%から0.5%にし、教育を受ける機会を広げた。

大麻使用を合法化し、処方量を国で管理。
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