塩煎り銀杏

生きちゃったの塩煎り銀杏のネタバレレビュー・内容・結末

生きちゃった(2020年製作の映画)
1.5

このレビューはネタバレを含みます

嶋田久作こえぇな・・・。
北村有起哉が脇で出てくると一気に作品が締まるって言ってた人がいたけど、確かにその通りだった。
大島優子はちゃんと女優業をやっていた。

太賀と若葉竜也の演技は好きだけど、登場人物みんなイライラさせる感じで、どの人物にも共感出来なかった。若葉優しすぎるだろ。おかしいだろ。終わり方のぶつ切りも最悪。

ああ変な映画。石井監督はどうなりたいんだろうか。
最初の中国語とか英語とか勉強してるシーンは妙な雰囲気があって「面白い映画が始まるかも?」って思ったんだけどなあ。
これ結構歴代でも屈指の酷さな気がする。

ここからは、観終わってしばらくしてまた書き足しているんだが、
やっぱり解せないというか腹が立ってきた。映画の作りに。
太賀&若葉は歌手を目指していた(いる?)んだよね?それが作品の本題に対してどこまで必要な要素だったのだろうか?
最後に娘に「お父さんの宝物だよ」と言いたいけど言えないとか言って泣きじゃくってる奴は、それまでの人生で娘に何をしてきたのか?今何をしているのか?
夢を追うことは悪いことではないけど、作品中の太賀は夢を追っている様子もなかった。掴みどころのない表情の無い顔つきで、ただ悩んでますという雰囲気をだしているだけだった。

自分の責任をなにひとつ果たしていないのに苦悩にさいなまれている様な顔だけして、周りの皆を不幸にして、一体何がしたいんだ。

大島優子も大島優子で酷いし、太賀の兄に殺されたあいつも酷い。
もちろん異常者となってしまった太賀の兄も酷い。
ただ、太賀が一番酷い。酷いというか自分は嫌いだ、あんな奴。

1.0点でも良いくらいだが「大麻やめろ!」は笑えたから1.5点にする。