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マヤの秘密のbunrokuのレビュー・感想・評価

マヤの秘密(2020年製作の映画)
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妄想的な思い込みなのか真実なのかどっちなんだろう、というサスペンスはずっと続いていて飽きさせないんだけど、でもなんか、お話のためのお話というか、なんか引っかかる感じがあるんだよな〜。ナチによる残虐の記憶というモチーフは分かるし、それを核にして面白いお話を作るのは全然構わないんだけど、でもなんかお話のダシにしてるだけみたいな感じがあって、この映画誠実なのかそうでないのかどっちなんだろう、なんて思ってしまったりして、そのあたりがスッキリ楽しめない原因だったのかなあ。ヒロインがタバコを吸いまくる情景がやけに印象的で、ヒロインの不安定な精神状態を彷彿とさせていて、そのあたりは良かったかな。反面、夫の心の動きはちょっと分かりにくかったかな。
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