復讐は何も生まない。強いて生まれるのは、"憎悪"か"罪悪感"だけ。
予告編であったように主人公は、過去にナチス兵士に家族の命を奪われ恨みを抱いていた。戦争も終わり平穏な生活を送っていると聞き覚えのある口笛が…。
その主は敵討なのか?そうではないのか?そもそも、主人公の妄想なのか?というお話。
けれども、主人公の夫の視点や我々からしたらそれ自体本当のことなのか?それとも主人公の妄想じゃないのか?というところは、確かにみていてハラハラしていました。
ただし、そこから何か観た私の心に訴えかけるメッセージや製作者側からの熱意みたいなものがあまりにも感じられなかった。
予告の出来は良いが、本編はそれに負けていた…。そんなモヤモヤを残す作品でした。