kyoko

X&Yのkyokoのレビュー・感想・評価

X&Y(2018年製作の映画)
1.9
リビング、ダイニング、寝室、衣装部屋、カウンセリング室、聴取室なんかがあるスタジオ。
ドッグヴィル手法?
そこに集められた役者たち(北欧ではメジャーな人たち)は、「アンナ・オデル」と「ミカエル・パーシュブラント」の分身として内面だの芸術性だのを演じることを求められる。んでそれを映画にしたいんだと。もちろん台本はまだない。

現実と虚構が入り混じってみんなが狂っていく話なら面白かっただろうけど、ヤバイのはアンナオデル本人ただひとり。
何がキツいって、アンナオデルの目的がぜんぜん分からないし、何度も「どんな映画を作るのか」と聞いても要領を得ない答えにストレスが溜まる。
自分とミカエルをサンプルにして男と女の性傾向を解明したいのか、自分の内面を誰かに晒してもらうことで楽になりたかったのか、xとyの役割は所詮妊娠だけよ!なのか。

こんなにもイラついた作品は久しぶり。ラストも「はあ〜?」って感じだった。
実験味の強い作品は私にはハードルが高い。
kyoko

kyoko