タチユロ氏

リダウトのタチユロ氏のレビュー・感想・評価

リダウト(2019年製作の映画)
3.5
マシュー・バーニーの最新作ではあるが、作品を見るのは初めてなので、どういう作家性の持ち主なのかとかはまだわからない状態

しかしこの手のアート寄りな実験的な作品にしては長い134分間、一切台詞なしにも関わらず退屈せずに見れた
そこには芸術性を保ちながら、映画的なリズムや文法も理解した作品構成がなされていたからだと思う(実験映画作家だとここがない人も結構いる)

あとは単純にビジュアルがカッコいい。少しネイティブアメリカンの装束も連想させる迷彩服とその延長として紋様が刻まれてるスナイパーライフルがとにかくカッコいい

鉄の板に描く絵画を創作するアーティストと、雪山で暮らす女性ハンター。野生の風景と鉄。動物と人間などいくつかの要素が時に対立し、融和する。
タチユロ氏

タチユロ氏