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サンタキラーズのkuuのレビュー・感想・評価

サンタキラーズ(2019年製作の映画)
3.0
『サンタキラーズ』
原題The Nights Before Christmas.
製作年 2019年。上映時間 103分。
サイコパスなサンタクロースに扮した殺人鬼カップルが、リストアップした“悪い子"たちを
30人以上殺しまくる。
超過激なクリスマス・ホラー。
斧などの武器で人々を血祭りにあげるのはサンタクロースのコスチュームを着たサイコパスな殺人鬼カップル。

彼らを追うFBIチームを嘲笑うかのように“悪い子"たちを殺しまくる!4年前に、ある精神病院でスタッフ30人以上が生きたまま焼き殺された。犯人は患者だったニコラスとミッシェル。
2人はサンタクロースのコスチュームを着た連続殺人鬼のカップル。
残忍だが頭が良く、FBIの指名手配をくぐりぬけた。
そんな彼らを今も恐れている人たちがいた。ボーイフレンドを殺されたコートニーもそのひとり。
見知らぬ土地で身を潜めるように暮らしていた。だが、彼女の父親がニコラスたちに惨殺される。それは新たな連続殺人の始まりだった。
焼殺、斬殺、扼殺、毒殺、局部切断・・・“悪い子"に選ばれた人たちを様々な殺し方で粛清していく。

季節外れの映画を見た~ってのは、クリスマスを題材にした期間作品意外には何があるかな~。
ヴァレンタインディ、あとは春夏秋冬にあるイベント等々かな。
んで、お約束のオーソドックス台詞。
季節外れに観ました。
後で知りましたが、今作品はどうやら『Once Upon a Time At Christmas. 』(2017)の続編みたいです。
フィルマークスでも前作は誰も観てないので、フィルマ前人未観の作品の続編と云える。
とは云え、今作品のみでも十分視聴可能(面白いか否かは別として)です。

簡単に説明すると、サンタちゅうか、サンタクロースのコスプレサイコ男ニコラスが、ハーレクインの気取り(あくまでも雰囲気、勘違い)パートナーのミッシェルと一緒にFBIに追われながら、殺戮の限りを尽くすって感じ。
ただ、ハーレクインは基本的に前向きで、美しさと強さを兼ね備え、ヒーローは当然イケメンで、財力・権力・知力のいずれも申し分のない男性であるに対して、こちらミッシェルは真逆。
サイコさにもスタイリッシュ感はなしかな。
サイコはサイコやけど。
今作品は血がふんだんに盛り込まれ、創意工夫もかなりなされているし、斧を使った非常に暴力的なもの(オフィスでの殺しは怖)から、男性用小便器でのばかばかしい痛そうな攻撃まで、たくさんのシーンがあり、スプラッター映画としては決して悪くはなかった。
とは云え、死に際に緊張感はなく、特別なことは何もない。
ただ起こるべくして起こったとしか云いようがないし、FBIともあろうもの達がバカ過ぎる。
加えて、緊張感を与えたり映画の大きな一部となるような音楽スコアを選ぶのでなく、監督は伝統的なクリスマス音楽の「ホラー」バージョンを使うことを選択してる。
たしかに、クリスマス音楽を使うのは時としてホラーにマッチする時も多々あるが、今作品では背景として流れるだけで、特に大きな意味を持たせていないように感じました。
パフォーマンスも特筆すべきものはnothing。 今作品は、昼間のテレビ映画のような感じやけど、ゴア描写が追加されてる以外は、特に演技がそうかな。
ほとんどの人がうまく仕事をこなしているんやけどそれ以上のことはない。
またもやセイラ・ドゥ・ゲーデがハーレイ・クインのパクリでパートナー役を演じているが、全体的に無理があるように感じる。
サイモン・フィリップスは、サンタクロース役は悪くなかった。
今回、彼はよりサンタクロースらしく、クリスマスのダジャレやサンタを意識した言葉を使ったセリフがいくつかあったかな。
今回、彼は映画のハイライトかな。
クリスマス映画+ホラー映画の条件を確り満たしているし、その季節に観てたら評価マシマシ÷2=今作品って感じかな(マシマシは3倍)。
クリスマスツリーやイルミネーション、飾り付けがたくさん出てくるし、クリスマスにちなんだ死も出てくる。
雪もたくさん降ってるし、前述の音楽、赤と白の服を着た殺人鬼のサンタとクロースカップル、そして映画の大部分がクリスマスイブに設定されてたし、これはまさにクリスマス映画みるべきでしたハハハ。
スプラッター映画としても個人的にはまぁまぁ楽しめました。
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