GUMI

マリグナント 狂暴な悪夢のGUMIのネタバレレビュー・内容・結末

マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

設定美で映像美なホラー。とんでもなく見やすい。

なんで殺人鬼とイメージリンクしちゃってるの…一体これは何の仕業なんだ…なんて残虐なやり口なの…そこは一体どこなんだ…
全ての謎が想像の上を行った形で明かされてく。読めるようで読めなくて、ドラマチックな明かされ方に驚かされるのが気持ちいい。
特に、実母が屋根裏から落ちてくるところ、廃病院から持ち去ったビデオに写ったガブリエルの奇形双生児という衝撃的な姿は見てる方も演者と同じリアクションになっちゃうのが気持ちいい。

ホラーと括りつつも、愛情のやり場を求めるマディソンを丁寧に描いていたり、アクション映画ばりのカメラワークで描かれる殺害シーンに、映画館で観る甲斐もしっかり与えてくれる見応えのある映像でジェームズ・ワン監督さすが。

最終的に血の繋がりのない妹からの愛情がガブリエルに右ストレートで勝負あり。真っ直ぐな愛には捻くれも敵わないね。

ガブリエルを抑え込んだのはハッピーエンドなんだろうけど、それでもあれだけ殺っちまったマディソンは重罪なんだろなと思うとアレですね。
インセプションの駒が回るの?回らないの?を彷彿とさせるラストも不気味で良い。
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