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MINAMATAーミナマターのtosyamのネタバレレビュー・内容・結末

MINAMATAーミナマター(2020年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

科学犯罪を捜査してくれる怪奇大作戦sriのような民間の組織が今の世の中に現実に存在してくれたら。どんなにかよろこばしいか。そして超人的ヒーローな活躍をしてくれたら。どんなにかよろこばしいか。とくにこの数年間そのおもいこい。怪奇大作戦でいえば霧の童話をおもいおこさせるような内容だ。怪奇大作戦は数度にわたってリメイクされリアルタイムからは想像もできないくらいの名作となった。おなじく仮面ライダーや科捜研の女がつづいてくれているだけでよろこばしい。核の脅威をしめしつづけるためにスクリーンにくりかえし登場しつづけるゴジラ。それとおなじだ。おちぶれてアル中だが凄腕の殺し屋スナイパーか名探偵のようにえがかれる本作の主人公。その超人的活躍。ベタでもなんでもいい。眼前にくりひろげられるだけでいい。それだけで大満足。暴走する科学も。人類滅亡の脅威も。政府や首相や国連がどんなにおわったおわったと宣言したっておわりゃしない。すくなくともわたしのなかでは。特撮小僧はつねに本作の主人公のようなヒーローを必要としているのだ。そして本作のセットとロケと特殊メイク。そして演者。カメラという科学のチカラで暴走した科学をつきとめいやす。まぎれもなくかっこいい科学特撮ヒーロー映画の力作だ。
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