平田一

トゥモロー・ウォーの平田一のネタバレレビュー・内容・結末

トゥモロー・ウォー(2021年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

世界を救う"カギ"が熱い!

これから先の未来の世界、人類を滅ぼせるほどの力を持った謎の生物"ホワイトスパイク"を倒すために、未来の人類が出現。今を生きてる人々へ協力を持ちかける…あらすじはざっくり言うならこういった内容です。

『ウィズアウト・リモース』以来のAmazonプライム独占配信のオリジナル長編映画。監督はクリス・マッケイ。主演はクリス・プラット(製作総指揮も担当)。当初は劇場公開でしたが、独占配信に変更。

前半の既視感バリバリ展開は退屈ですし、物語もこれといった捻りはない…と思ってました。

ところが中盤以降からどんどん予想が外れていって、クライマックスにはハラハラでいっぱいになりました!

クリス・プラット演じるダンが行ってた「科学」の授業、不和を抱えるお父さんとダンの絆の回復や、未来のダンの末路を知ってる娘とダンの父母の絆(つまり「家族ドラマ」)、ツイストが炸裂している意外性ある後半戦と、振り返ると想像以上に密度が濃くて驚きました。

キャラクターもお喋りチャーリー、寡黙なドリアンが素晴らしく、二人がそれぞれ乗り越えるべきドラマが中々良かったですし、ホワイトファングの獰猛さ、しつこさもとても怖い。アレがホントに出現したら、ボクなら絶対即死ですよ(苦笑)。

ただ、先に言いましたけど、既視感があまりに強すぎる前半は頂けないし、未来の人類の出現の仕方がアレではギャグですねw

要するに改善の余地は非常にあるってこと。続編があるとしたら、多少は心配無いかな?

まとめると水準よりちょっと上のエンタメ映画。中々のスリリングな場面も結構多いですし、前半でつまらないと思った人は待ってほしい。後半まで辛抱すればかなりの逆転ありますよ!

少なくともボクはそう、捉えました。以上です!
平田一

平田一