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実録三億円事件 時効成立のトシオ88のレビュー・感想・評価

実録三億円事件 時効成立(1975年製作の映画)
3.5
1968年12月10日に起きた「三億円事件」。本日55年目の12月10日なので本作鑑賞😃。
監督はあの石井輝男!事件の時効成立に合わせて公開したという東映らしいトンデモ映画😆。冒頭これでもかの赤字の筆文字で毒々しくタイトルがドーン!いかにも東映らしい始まり方。タイトルに実録とあるが、犯行再現フィルム以外は、ほとんど創作物。そして本編、いきなり昭和の名刑事、平塚八兵衛氏ご本人が登場して驚いた!平塚氏は単独犯と踏んでいたけど、本作は清水一行の原作に基づき、しがない夫婦が犯行に及ぶ。その夫婦役が岡田裕介(あの東映の岡田社長の息子さん!)そして美魔女フェロモン女王の小川真由美😍。東映お得意のチョイエロもあります😃
府中刑務所脇で偽警官が三億円をまんまと強奪するシーンは忠実に現場を再現しており興味深い🤔。
その後、平塚刑事を模した金子信雄演じる葛木刑事が、粘り強く犯人を追い詰めていく…。が最後に思わぬドンデン返しが待っているのだった…🙈。
脇役で出演の田中邦衛が、いい味を出している
しかし本当の事件の時効に合わせて犯罪事件の映画公開って今では考えられない自由奔放さ。警察の取り調べの景色もコンプラなんかぶっ飛ばせ〜みたいなハードな感じで、昭和を感じさせる。新宿駅南口の馬券売り場はあんな感じで、子供が近づくには少し怖い場所だった😨。まぁあれだけ慎重な犯人が終盤にあんな事するのか、少し不満だけど、公開当時は時効に合わせて公開したことが、吉に働き、なかなかの観客動員数だったらしい。なお、同時上映は「激突!合気道」千葉真一主演も時代を感じさせる🎬😃💴。
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