邦題でほのぼのした基調の作品を意外としょっぱい話だったじゃん，でもなんでほのぼのした印象受けたんだろ，と思案して思い至ったのが『大草原の小さな家』，でも私このドラマ一回も観たことないぞっと長考してしまった三遊亭呼延灼です．こんばんわ．
DV夫のガリーから逃れてホテル住まいを強いられるサンドラさん親子．助成金やらなんやらで生活に支障はございませんが，やっぱり家に住みたい．ところが公営住宅の順位は653番目．こりゃいつまでたっても埒あかんわと，自分で建てるべしゃと一念発起．ところが素人がそんなに簡単に建てられないよね，そもそも土地がない，からの周囲の協力を得て建築作業が始まりますが･･･
建築にあたって，資金・費用の勘定をちゃんとしてるサンドラさんの姿を観て，ちょっと姿勢を正しました．こりゃ，ただのいい話じゃねぇなっと．役所は役所でちゃんと機能してるし，裁判所もお子二人にとって最良の判決でやるじゃんと膝を打った次第です．
ガリーさんの妨害がいつ来るんかなとワクワクしてましたら，裁判沙汰の正攻法できたかぁと油断しておりましたら，レッドアラート(暗号名ブラックウィドウ)発令ですよ．そりゃ凹みますよ・私だって立ち直れません．でも一つだけ良いことがあったとするなら，本当にガリーさんの軛から逃れることができたって事でしょうか．何年後かには出所したって，当然接近禁止令が発令されることでしょう．それにサンドラさんの周囲には助けてくれる人がいるんだし，頼ってもええんやで．
あとガリーさんの母親の台詞．けっこう刺さりますよねぇ．私だって毎日毎日かれんさんの折檻で辛い想いを･････････あ，かれんさんいらしたんですか．えっ，そんなに嫌なら優しく普通の夫婦みたいにしてもいいですって．あぁダメですダメです．私から人生最大の娯楽を奪わないで下さい!!跨がられて，蝋燭で責められながら，「粗チン」と罵られながら果てる心地よさをとらないで!!!!
