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ナイトメア・アリーのakkimamaのレビュー・感想・評価

ナイトメア・アリー(2021年製作の映画)
3.8
最後、そこにオチたか… 人間、欲に目が眩んで嘘を嘘で塗り固め始めるとこうなるんですよという、恐ろしい教訓バナシのデルトロ版・華麗で目を背けたくなるような極彩色紙芝居。日本の江戸〜大正期の見せ物小屋にも通じるような、珍奇で禍々しく幻想的なカーニバルの世界がたまらない。宿命から結局逃れることごできなかったクズ人間のブラッドリー・クーパー、ケイト・ブランシェット、ウィレム・デフォーらアコギなことして生きているクセ強悪者たち、ルーニー・マーラ、トニ・コレット他の豪華役者陣も良かった。
ラストシーンのスタンの諦めと後悔の泣き笑い、ようやく自業自得、因果応報ということに遅ればせながら気づいたか。悲しすぎる。
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