reif

情婦のreifのネタバレレビュー・内容・結末

情婦(1957年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

映画人生第一期に輝く傑作を再見。というのもケネス・ブラナー『ナイル殺人事件』が順当に延期されていたことを知ったためだ。ぼやっと覚えている以前に、「アガサ・クリスティはラストで二回ひっくり返す」を心得て臨む(よくない)。初見で「唸った」とのレビューが残っている。原題『検察側の証人』が『情婦』と扇情的に改題されているのは半世紀、責められ続けていることと思う…。法廷ドラマですよ。マレーネ・ディートリッヒの眉が細いことが最も印象に残る映画である。大人になると、主役のナントカ卿(法廷弁護士)のチャーミングさが強調されているのがわかるようになっていた。英国人!的な愛され方ですね。あとは好みの問題で、「愛」をトリックに軽々しく使うアガサ・クリスティやっぱキライだわ、とか。再見には再見の楽しみがあります
reif

reif