すずや

アシスタントのすずやのレビュー・感想・評価

アシスタント(2019年製作の映画)
-
性被害が起きたとき、「それが起きたとき、気づいていたのに何も出来なかった/しなかった人がいる」という着眼点に基づいた映画だった。
傍観者の加害性、なんてことはよく言うけれど、そうやって「被害をそのままにして加害者にならないこと」は簡単な話じゃない。いつでも代替可能な仕事のポジションで、なおかつ入ったばかりで経験も人間関係も浅い…そんな状態で、一体彼女に何ができたっていうのか?職場の中で彼女自身もハラスメントを受けているのに、一体どうやって守れたというのか?そういうやるせなさが後味に残っている……
すずや

すずや