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君がそばにいたらのkouのレビュー・感想・評価

君がそばにいたら(2020年製作の映画)
3.2
結婚して子供もいる普通の男が、ゲイバーで運命的な出会いをして恋に落ち、その恋が家族にバレ二人の未来のためにアメリカヘ不法入国。

手に職があったからアメリカでも洗い場から見習い・シェフ・オーナーと上り詰め、その間に最愛の彼氏も来て人生が上手くいくものの、所詮不法入国。一度帰国したらもう再入国はできない。
故郷の子供にも会えず親の死に目にも会えない。
若い時って人生の先のことまで見ないから、老いてこそ現実とぶち当たって迷いが生じるのよね。

ニューヨークで孤独に、というけれどメキシコからの不法移民はすごい数のはず。ラストの方店に沢山知り合いが来ていることから孤独とは言い切れない。
不法移民として生きる作品としては重いだろうが、これ、アメリカからしたらもっと重い問題だよ。
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