このレビューはネタバレを含みます
2021/9/18鑑賞。39点。
〈見所〉
主役の顔面で画を持たせるホラーの秘境テクニックが炸裂するロシア映画。中年男性の霊は中々嫌いになれない良いキャラ。
〈あらすじ・ネタバレあり〉
霊能力を持つカティアは、霊とのコンタクトを避けたい時には飲酒している。
ある日、自宅を訪れた双子の姉・ラリッサが、亡き母のスカーフをカティアから奪った直後行方不明となる。
それから2年。
カティアは、姉を探し続けている。
霊能力を使い、姉の失踪に関連すると思われる廃墟に向かったカティアは、そこで4人の少女の霊を見る。
その廃墟とは、かつて幼いカティアが、拳銃自殺する男を見つけた場所だった。拳銃自殺した男のすぐそばには、男の息子がいたことも思い出す。
4人の少女たちが行方不明者だと気づいたカティアは、刑事・カプコフを頼る。
カプコフと彼の相棒・モロゾフは、カティアの霊能力を信じ、失踪者4名が連続殺人の被害者だと考える。
だが、捜査はなかなか進展しない。
カティアは、姉の失踪に例の廃墟で自殺した男の息子が関係していると直感する。
カプコフは、自殺した男の息子が相棒・アントンであることを突き止め、彼に疑惑を持つ。
そんな中捜査が進展し、カプコフは、部下を率いて犯人のアジトと思われる建物を捜索。すると、何者かがアントンを刺し殺す。
現場には、カプコフを尾行したカティアもおり、警察は彼女がアントンを刺したと疑って逮捕する。
カプコフを騙し、銃を奪って留置所から脱出したカティアは、例の廃墟に向かう。
カティアは、部下と共に現れたカプコフと一緒に、廃墟で姉・ラリッサの死体を見つける。
姉の死により、家族全員がこの世を去った今カティアは絶望して自殺を図ろうとする。
そこに、何者かが現れてカティアを拉致する。
カティアを拉致したのは、アントンだった。
厳密には、アントンに憑依する悪霊(あるいは悪魔?ここは明言されてない)が連続殺人やカティアの拉致の黒幕。
悪霊はカティアの肉体を乗っ取ろうと憑依するが、霊能力のある彼女に敗れる。
亡き家族のヴィジョンと対面したカティアは、姉の死から立ち直る。
自分に以前からつきまとう中年男性の霊が、生前優しくしてやれなかった母親に会いたがっていると知ると、カティアはその願いを叶えてあげる。