Tatsu

美人モデル殺人事件のTatsuのレビュー・感想・評価

美人モデル殺人事件(1941年製作の映画)
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最初、男たちによってスターに仕立て上げられていく女のストーリーに「Over The Rainbow」がかかった瞬間、これジュリー・ガーランドのことかと思っていると、次のシーンで彼女の運命を左右するハリウッド行きが決まって背筋が凍ったけど、そこからマジで違う話になっていくのが凄い。レアード・クルーガーばり怖いし、やばすぎな照明の数々。テンポはやたらいいんだけど、展開の幅がとんでもない。半分過ぎるまで信用できる語り手がいないのも本当に。ボクシング観戦→ディナー→ナイトプール、そして警察から逃げてオールナイトの映画館に身を潜める最高のデートコース。各キャラの挙動一つ一つを見直したい。面白すぎた。
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