ジャックシューチャー

バッド・トリップ どっきり横断の旅のジャックシューチャーのレビュー・感想・評価

3.4
田舎町で長年くすぶってきた親友2人組。
片想いの女性を追って意を決してNYに旅立つことになる、珍道ドタバタコメディです。

ただ本作は一般人の人を相手にした壮大なドッキリ企画。
メインキャストは(コメディながらも)まじめに演技をしているのですが、急に来られた側つまり一般人からしたらたまったもんじゃない。
かなり攻めたことをしかも素人相手にやるというさすがはアメリカ、とにかくぶっ飛んでます。

通常のコメディ映画ではなんてことのない一見気の利いたようなセリフ回しや挙句にはミュージカル映画さながら歌を歌い出したりもするのですが、街の人はただひたすらドン引き。

序盤のうちはジャンル映画に対するどこか批評性のようなものを感じてしまう部分もあり、ひょっとしたらこの映画すごいんじゃね?てなことを考えながら観ていたのですが、もちろん途中からそんなことはどうでもよくなります。
あまりにも度を超えたバカバカしさに脳が思考を停止、ドン引きを通り越して腹を抱えて笑ってしまいました。映画を観てこんなに笑ったのは久しぶりです。

とにかく最低最悪不謹慎なネタのオンパレード!さすがはあの悪名高きジャッカスのスタッフが制作というのも納得です。

お酒を飲みながらゲラゲラ観るのにうってつけの良作?でした。
こいつらアホすぎる!笑