マグロ

エルのマグロのレビュー・感想・評価

エル(1952年製作の映画)
3.8
童貞NTR

金持ちのエセ紳士童貞男フランシスコは、友達の婚約者をNTR。
ものにしたは良いが、妻の一挙手一投足が気になってしまう。今他の男に色目使ったよね?ね?おこだよ??俺おこだけどいいの??ねえ??ねえ??ねえ!!な話。

全世界共通の課題『彼氏持ちを寝取って彼女にしたあと、「でもこいつ前科あるし信用ならんよなあ(どの口が言うとんねん)」となる問題』を扱った傑作。

初めて観た時は高校生の時。この男頭おかしいやんけと思って笑って観たものですが、数年後似たような経験をすることになるとは……。
元来の嫉妬心が強く疑り深い性格に加え、過度な女性の神聖化、童貞ゆえの余裕のなさ、自信のなさ。
そういった要素が複雑に絡み合いフランシスコ状態になるのです。
数ある恋愛映画の中でも屈指のわかりみの深さ。

あの時の〇〇ちゃんマヂごめんなさい。
マグロ

マグロ