s

涙の塩のsのレビュー・感想・評価

涙の塩(2020年製作の映画)
3.5
優柔不断で都合良く甘え、先の未来を考えずに結婚や妊娠という重要な局面から目を背け、さらには性的な交わりとジュテームの囁きで女の機嫌を取れると思っている奴は地獄へお願いしますという話。最低な話でも最後まで観れてしまうのはガレル×カリエールだから。踏み切れない理由を家の仕来りや男のプライドという名の自己都合の所為にして結論を先延ばしにするなど、世の中にはそういうことをナチュラルにやってのけてしまう人もいるもんだ。結局はそれまでの関係なのだから、共にあるはずの未来をあやふやにする人は見切りをつけて発車するのが吉。そこに本当の愛はないのだと、ガレルがいつも教えてくれる。
s

s