息子、娘がいる母親目線で観たものだから重く辛くどんよりとしてしまった。
最初から最後まで息子を信じる父親には自分はなれないだろう。
石田ゆり子さん演じる母親の感情と同じ
生きててほしいだけ。と思うに違いない。
兄が犯人だと困ると言う妹。これから大事な受験を控えてる。
家族に焦点を絞った展開。父親、母親、娘の発する言葉にはっとしたり、一筋の光を感じたり、苦しくなったり。
タイトルに込められた望みって？希望？絶望？
望みを持っていても、家族の苦しみはなくならない。
何も出来ない。心の暗闇は続き、
真相が分からないまま夜が明けていく。無力なものだ。
突然、息子のために差し入れなんて渡せるはずがないのに作ってしまう母親の行動。娘との衝突。見ているのが辛かった。
堤真一さん、石田ゆり子さん、清原果耶さんの演技に心かき乱されてしまいました。見事な演技力だ。
一枚板の素敵なテーブルで家族揃っての食事で父が発した言葉。
息子は聞いてないようで、喋らない、何を考えてるのだか分からないままだと思ったら、ちゃんと心に響いていた。心が動いていた事が嬉しく救われた。
