爆裂BOX

トランジット17 第17区の爆裂BOXのレビュー・感想・評価

トランジット17 第17区(2018年製作の映画)
2.9
ウイルスの猛威に襲われたヨーロッパ。治療薬の開発に望みを託すレジスタンスは抗体を持つ少女を保護する為第17区に部隊を派遣するが、感染者や敵勢力が立ち塞がる…というストーリー。
ベルギー制作の世紀末アクション映画です。物語はウイルスによって大量の感染者が出て孤立したベルギーでレジスタンスの部隊が抗体を持つ少女を富豪の父親の元へ送り届けるミッションを様々な困難を乗り越えながら遂行していくという物です。一応、敵の軍人たちの会話を見る限りウイルスを広めたのは軍隊みたいですが、はっきりとはわかりません。主人公達レジスタンス部隊と敵対して戦ってるみたいですが、ハッキリとした説明がないのでイマイチ曖昧なまま見てました。自由戦士とかも妨害電波を出してるタワー倒しただけでそれ以降全く登場しなかったのも残念ですね。せめて主人公達と絡ませてほしかった。
一応、ゾンビ・アクションとして紹介されてますが、ゾンビが登場するのは前半ちょっとだけです。顔を黒く塗ったノロノロタイプですが、特に活躍することもなく主人公達に倒されます。それ以降は会話に登場するだけで、はっきりいってゾンビは要らなかったんじゃないかな。
前半以降は主人公達と敵の軍隊が戦いを繰り広げます。まあ、低予算の作品の為か、アクションシーンはチープですね。個人的には中盤の工場での戦いはちょっと盛り上がりました。
登場人物の中では指令室?みたいな所で主人公達をサポートするハッカーのメガネ君がいい味出してたと思います。主人公達から死者が初めて出た時はショック受けてたり、主人公達を助けるために一番必死で頑張ってたんじゃないですかね。最後にミッション成功して同僚や上官と喜ぶ所も微笑ましかったです。同僚も巨乳美女で良かったですね。
敵の黒いアーマーをつけたムキムキマッチョのリーダーとの最終対決は呆気なさ過ぎて拍子抜けしました。爆発する前にヘリから落ちたし絶対生きて登場して最終対決すると思ってただけに「あれで死んだの?」とビックリしましたね。何か尺がないからさっさとケリつけようみたいな雑さを感じました。
ゾンビアクションを期待すると痛い目見ます。ゾンビがちょっとだけ登場する世紀末アクションを見るつもりで見たほうが良いですね。