原題『Hors normes』(2019)
監督・脚本 : オリヴィエ・ナカシュ、エリック・トレダノ
撮影 : アントワーヌ・サニエ
編集 : ドリアン・リガール＝アンスー
音楽 : グランドブラザーズ
出演 : ヴァンサン・カッセル、レダ・カテブ、他
実話を基に、無認可や赤字経営の問題を抱えながらも、自閉症の子どもたちのために尽力する2人の男の奮闘をユーモアを交えて描いたヒューマンドラマ映画。
「献身」映画。
「名もなき本当の英雄」映画。
ほかの施設で断られた子どもたちも受け入れ、採算度外視、政府からは無認可施設として目を付けられながらも何とか施設を継続しようと奔走する実在の人物がモデルにし、かつ、本物の介護者と自閉症の若者、その家族たちが多数キャスティングされているだけあって、彼らの日常を垣間見ている感覚にさせてくれるドキュメンタリーに近い作品でした。
いや、ホント、到底ボクには真似が出来ないや…と何度も観ていて思ったし、心に問題を抱える人々、行き場を失っている人々、を支援する、助ける、彼らのような存在こそ、現代社会の本当の、真の英雄だなと改めて思わせてくれた作品でした。
