南森まち

日本海大海戦の南森まちのレビュー・感想・評価

日本海大海戦(1969年製作の映画)
2.4
三船敏郎、加山雄三、笠智衆…今聞いても豪華なキャストと、日本得意のリアルな特撮で日露戦争を描いた当時の日本の大作映画。

しかし、今のわたしが映画に求めるものはここには何もなかった。日露戦争の流れを薄っぺらくなぞるだけで、人間ドラマは描かれない。
ぽっと出のキャラが突然現れて、死亡フラグ立てた途端死ぬくらい。ソレも一度だけ。あとはキャストたちが棒読みで上官へ状況報告するシーンと、船が水上を走るシーンで構成されています。

日露戦争の歴史を知っていてもつまらないし、知らなければもっとつまらない。恐ろしい作品でした。