まいこ

ギャロップのまいこのレビュー・感想・評価

ギャロップ(2012年製作の映画)
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しっとりと現実的な昼顔。人生の転換期に出会った二人の波長が妙に合ってしまってからというもののもー大変。しかし父親は亡くなってしまうし、自らも結婚もすることに。これ以上長くこの関係を続けられないけど私たちどうしたらいいの?!というのが主な流れだが不倫という要素を除けば物語の起伏が平坦で日常的(まあそれはそう)。個人的にはアダとポールの関係性にばかり目がいってしまい、アダの娘と父親のエピソードが印象に残らなかった。昼顔よりラストは明るめでとりあえずがんばるかーという気持ちにさせてくれる。

順調な人生を歩んできたアダ。パートナーとの間には子供が生まれ、まもなく籍も入れることになっている。誰が見ても幸せな人生だし、自分でもそう思っていた。ポールに出会うまでは…。ポールは作家で、一緒に暮らす娘が一人いる。ポールの母親はといえば、おせっかいで独り善がりな性格の持ち主。そしてポールとアダの関係がいよいよ親密になってきたその矢先、ポールの父親が亡くなる。関係は急展開。全てが今この時を待っていたかのように、時計は廻り始める。
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