まいこ

僕とコプトとマリア様のまいこのレビュー・感想・評価

僕とコプトとマリア様(2011年製作の映画)
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聖母顕現をどうにかして撮りたいという一連の願望を撮り、それを映画にするという行為。信じるものは救われる。宗教だけじゃなくて信仰心や連帯的な意識って大事。

myfffでいえば『僕たちの映画ができるまで』と毛色が似ているのでそちらが好きな人は多分こっちも好きなはず。

コプトとムスリム
両者は互いを嫌いあい 両者ともにユダヤを嫌う
両者に身体的な違いはない
ただし目印はある
コプトは手首に十字架の目印
ムスリムは額にアザがある
祈祷の後だ
簡単に見分けがつく

あらすじ५✍( '▿' )メモ
青年ナミールは、両親の出身国エジプトにやって来た。コプト・キリスト教の人々のコミュニティで"聖母マリアの奇跡の出現"の映画を撮るためだ。母さんは言う。「見える人がいる。見えない人がいる。それこそがきっとメッセージなのよ。」てんやわんやの現地取材が、親族たちとの久しぶりの再会に繋がり、やがて村中を巻き込んでの映画撮影は大騒動に……。果たしてこれはドキュメンタリーなのか、自伝的フィクションなのか?ルーツを辿る作品であり、信仰を描いている作品でもある。しかしなにより奇跡的なのは、この最高に楽しいコメディが「映画とは何か」を問う映画に仕上がっている事実だろう。
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