「冬が来たら、南極に行くことも帰ることも出来ません。」
全米科学財団の南極基地。
41、42、43度と温度計を見る2人の男性。南極の外の寒さとサウナの温度差を比べていたのでした。
雪の中に埋まっている黒い個体…それらはみんなソリを引くシベリアンハスキーの犬たちです。
朝は眠気覚ましに犬たちとキャッチボールをするのでした。
日本の南極物語をディズニーがリメイクした映画です。
フランク・マーシャル監督は自然や動物を題材にした映画を撮るのが得意な監督ですね。
ワイルド・スピードでたくさんのファンを持つ、今は亡きポール・ウォーカーが主演です。
南極の眩しい位の雪山が美しいです。
日本の南極物語よりもワンランク明るいテンポにノリに台詞です。
犬ゾリは用途に応じて、直線に繋いだり、おうぎ形に繋いだりと、いろいろな方法があるんですね。
過酷な環境で常に危険と隣合わせの下に働く犬たちなので、犬ゾリ使いの人間は犬に敬意を表しながら、犬を大事に扱っています。
事故で、すぐに大陸へ戻らなくてはならなくなりましたが、小さな飛行機に犬は乗せることができません。すぐに帰るつもりで犬たちをキツく繋いで、飛び立ちましたが…
可愛くて誠実な犬たちに、人間の身勝手さを思い知らされ…ますます犬を好きになる映画でした。
「いまごろは、零度45度だぞ。」