2018年、ジェームズ・オヤラ監督、脚本によるホラー・ミステリィ・ドラマ。
実話に基づく物語とのこと。
父親チャックが病を得たことにより、ミネソタ州の田舎町ダルースに戻ってきたシングルマザーのキムさんと11歳の一人息子ブロディ君。ある日、大量の奇形のカエルが発生、折しも近辺では行方不明事件も続発。キムさんは真相究明に乗り出すのでありました、云々といったお話。
Amazon Prime Videoさんは「エコロジカル・ホラー」、IMDbさんは"Eco-thriller"という謳い文句で煽ってくださいまして、まんまと鑑賞してしまいました。
劇中で示された解答も仮説の域を出ないかも知れず、テーマは非常に深刻で興味深いものです。
「ホラー」要素は蛇足だと思うのですが、その足の多いことおおいこと。そこまで娯楽に走らなくとも十分、見応えのある作品に仕上がるように思うのですが、それでもエンディングの演出は秀逸で脱帽いたしました。
主人公キム・スウィートさんが元「地元アイドル」というのも事実に基づくか否かは分かりませんが面白く感じます。
その役どころをご好演されたリサ・シェリダンさんは本作の翌年、2019年に44歳の若さでお亡くなりになられました。
本作はリサ・シェリダンさんの遺作でございます。謹んでお悔やみを申し上げます。