チャド

あのこは貴族のチャドのレビュー・感想・評価

あのこは貴族(2021年製作の映画)
3.5
東京の見えない階級社会を描いた対照的な2人の女性の物語。

東京生まれでなに不自由のない生活を送る女性•華子。結婚が全てと婚活に勤しむお嬢様。一方で、田舎から上京し、念願の大学へ入学するも学費が払えず退学し、自由を勝ち取るために生きる女性•美紀。この対象的な2人を結ぶ、イケメンで弁護士の幸一郎。彼女たちが等しく望む幸せとは。。

名ゼリフが満載の、素晴らしい映画でした。

1番好きなセリフは、出産や孤独な日々から逃げてきた華子が、偶然見かけた美紀の部屋に遊びに行った時のセリフ。

『どこで生まれたって、最高って日もあれば泣きたくなる日もあるよ』
『でも、その日、何があったか話せる人がいるだけで、とりあえずは十分じゃない? 旦那さんでも友達でも。そういう人って、案外、出会えないから』

このセリフが、今の自分に特に刺さった言葉でした。
明日も頑張ろうって、小さな勇気を与えてくれる素敵な映画でした。
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