凄く良かったです。
この映画には「悪役」がいません。登場人物みんな迷いだったり周りとのズレだったり生まれ育ってきた環境の縛りだったり、色々と抱えています。完璧な人は出てきません。
この国で、東京という町に住んでいる人達をドキュメンタリーとしてそのまま映し出しているかのようなリアリティがあります。
女性同士の絆の描き方も臭くなくて好きです。
キャスティングが素晴らしくて、特に門脇麦がかなりハマり役です。
水原希子の演じる、「地方から来た東京人」のキャラクターには感情移入してしまう人が多いと思います。
生々しいので観ていて結構辛いところがありますが、最後は前向きになれるモチベ映画
ちょっとした細かい仕草や演出まで、凄く丁寧でリアリティのある作品です。
