れもんせ

ローマの奇跡のれもんせのレビュー・感想・評価

ローマの奇跡(2006年製作の映画)
3.5
あらすじを見て、とても興味深くて鑑賞しました。

この作品は、産院ではなく『病院』で出産経験のある方には共感したり、懐かしかったりできる作品だと思います。
かなり限定的🤭

戦後間もない1947年のローマの産科病棟で
出産を待つ9人の女たちの数日間の物語(←コピペです💧)

私自身も出産に不安があった為、小児科のある総合病院の産婦人科で出産しました。
個人の産科で豪華な個室で産後はフランス料理🎶等、出産をイベントとして経験した方にはわからないと思います😅

1947年ローマですよ。戦後なんです。興味ありました。
産婦に出る食事の貧しさには驚きましたが、
9人部屋のお話です。

それぞれに初産であったり、
5人目の出産であったり。
お腹の子に問題ありで妊娠8ヶ月で入院していたり、
黒人との子供なので女性の両親は見舞いにも来ないので孤独を噛みしめる女性。
他の病室に妻が入院していると言い、元彼が度々入ってきたり😩(元彼と言っても祖父ですか?て感じの男性)

戦争に行ったきり夫の消息がわからないという女性。
何度も流産や死産を経験しているから今度こそ元気に生まれて欲しいと願う女性。
まぁ9人も居ますから、ちょっと全員把握しきれなかったけど(笑)
しかも名前がマトリッツォみたいなカタカナ難しい名前💦


時代も国も違うけど、
私は「初産だと大部屋がいいよ!」とアドバイスをもらったので6人部屋に入院しました。
🤭なるほどでした。

映画同様に色んな人がいるのです。

年齢も割りと幅があったかな?
初産の人から「7人目なの、家で産まれちゃったのよ💦」というベテランママ。
早く産まれそうで、半年もここに居るの💧という女性。

でも、みんな共通しているのは、お腹に赤ちゃんがいて、これから出産、そして母になるという事。

何だろう、みんな何でも話ができるんですよ不思議と。
旦那さんの話。
姑の愚痴。
日頃の愚痴。(笑)
そして、出産に関する不安。
子育てに関する不安。

わかる!わかる!
ていう感じで。

たまには一緒に涙ぐんで分かる😞ツライね、そーだねぇ💧
ということも。

でも、大抵が大笑い😂
ヤダ〜産まれるぅヤメてぇ🤣🤣🤣🤣
と笑ってましたね。

誰かのお見舞いが来ると、スッと黙って。
帰るとゲラゲラ笑って
「あのご主人?」
「あのお姑さん」と言って吹き出して笑ってましたね😂
エッセイが書けるほどエピソードがありました。


この作品の最後に、主演の彼女が病院をあとにする時、
「あの部屋では皆が力になってくれた。励ましてくれた。」というような事をいうのですが。

産科病棟ならではの重い台詞だなぁと感じました。
いつの時代も同じなんだ!と、とっても不思議な気持ちと、懐かしい気持ちを思い出した作品でした。

アメリカも出産は経産婦だと当日だったり、初産婦は翌日には退院と聞きますが、
😱産後も病院では何かと検査や産後の手入れで忙しく大変なのに、退院なんて考えられない💦 

スゴイな産婦の体力✨

懐かしい話をたくさん思い出した作品でした。
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