ずっと見るチャンスがなく今回のアカデミー賞特集上映で初見。
晩年のマーガレットの視点から政治人生を振り返る…という回想形式は素直におもしろいなと思ったし、さすが今回ラインナップされた作品なだけあって面白く引き込まれた。
けれど、やっぱりマーガレット・サッチャーという人物に対して、「結局のところ今ここまで排外主義や分断の溢れる社会になってしまったのは貴方が信条を貫いたからでしょう」って感想を持たざるを得ない。それこそサッチャー時代の労働者の視点に立った物語は多いわけだし…冒頭のミルクのくだりにはその視点が見えてキラッとしてたなあとは思ったんだけど、そこだけだった感じが…
にしてもキャストなんにも知らなかったから驚きの連続だった。オリヴィアコールマンもイアングレンもフィービーウォーラーブリッジも出てるの知らなかったし、まさかまたハリーロイドを劇場で見られるとは幸せだった…
