叡福寺清子

ザ・スパイ ゴースト・エージェントの叡福寺清子のレビュー・感想・評価

2.5
前半と後半で作風が大きく変化する本作.きっかけは15年前に死んだとされていた父親の登場.スパイ映画のあり方としては後半の、腹のさぐりあいや情報の錯綜が正しいのですが,誰が誰(もしくは何)と戦っているのかさっぱりわからなくなるのが欠点.その結果として,後半のつまらなさが壊滅的でした.政府組織側のNo.2のお姉様が鬼のように好みだったので,とても残念な三遊亭呼延灼です.こんばんわ.
それがロシア風といえばそれまでなんでしょうけど.超好みな別嬪さんがわけもなく右往左往している姿は観ていられません.
そもそも,本作の肝であるスパイ養成機関ユースの凄さが皆目見当がつきませんので,勝手にやってろ状態でつまらなさに拍車,そうそうラスボスというべきキャラの存在感も希薄で,悪事の算段も失笑するレベルでございました.
即ち本作はダメな方のロシアでございますので,これから視聴される方はそのあたりお含みおきいただければ幸いでございます.