しゅんすけ

スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバースのしゅんすけのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

「スパイダーマン アクロス・ザ・スパイダーバース」

TOHOシネマズ日本橋 Dolby-ATMOSで鑑賞。

いやー、すごかった。
2018年の1作目はとにかく映像がすごくて、つい最近観直しても、やっぱりクライマックスの色彩の洪水がすさまじいなと思ってたんですが、そこからさらに何個も上乗せされた情報の洪水、あふれる色彩、多種多様な映像表現・・・ そこにさらに、スパイダーマンのお約束を打ち破ろうとする主人公、各キャラの家族ドラマが濃密に絡み合い、とてもとても濃厚な2時間20分でした。

正直、2時間超の上映時間を聞いたときは、いくら革新的な映像表現とはいえ連発されると単調になるんじゃないか、とか人間ドラマ部分が意外に長く感じて退屈になっちゃうんじゃないかという懸念があったのですが、一切そういうところはなかったです。

今回のヴィランであるスポットは、最初はただの雑魚キャラかと思ったら、どんどん恐ろしい(というよりは厄介)なキャラであることが判明してくるし、そこで明かされるレゴユニバース、あとトム・ハーディ版「ヴェノム」との繋がりを感じさせるネタの小出しが楽しかったです。

 さすがは、「くもりときどきミートボール」「レゴムービー」をつくった天才コンビが脚本、製作総指揮についているだけあって、お得意のスラップスティックなアクションとギャグのハイスピード感、サブカルネタの挟み方はすごかったです。中盤のスパイダー・ソサエティでのチェイスシーンもすごかった。

 そして、終盤、ついにマイルズが本当に立ち向かわないといけない敵、それを助けようとするグウェンとそのバンド仲間・・・ が映って「つづく」、、、
 全身を駆け巡る興奮とともに、「えーっ、あと1年経たないとこの続き観れないの?」と絶望しました。ただとにかく1つの映画、アートとして究極までに研ぎ澄まされた映画だと思います。
 
 IMAX字幕版と吹替でも見なきゃ、あと3D上映があるなら観に行きたいと思ってます。最低でもあと2回は観に行く予定です。