ディズニー＋で鑑賞。
カヌークラブに遅れてやってきた少年。
彼は、言語能力に障害がある女の子と乗り合わせることとなり……。
近年、なぜか、映画館の同時上映からネット配信へ移行してしまったピクサー若手作家による新作短編映画。
『スパークス 奇跡の瞬間(原題:SparkShorts)』と題された作品群のうちのひとつ。
言葉を発することが出来ない自閉症の少女と少年の交流を描く物語。
会話が出来ない上に、考えていることが何か理解できない主人公のもどかしさは、観ているコチラ側にも、身に沁みて伝わってきた。
シリーズの他作同様、作り手の実体験を基にしたようなリアルな展開。
それは、昔のピクサー短編が持っていた"分かりやすさ"を、かなり薄める結果になっていたため、子供にとっては難しそうな内容ではある。
しかし、社会的な問題を題材としたことで、新たな普遍性が生まれ、今、作られるべき作品になっていたと思う。
