パピヨン

二代目はクリスチャンのパピヨンのレビュー・感想・評価

二代目はクリスチャン(1985年製作の映画)
3.5
井筒和幸監督は、「ガキ帝国」「犬死にせしもの」「岸和田少年愚連隊」「のど自慢」「パッチギ!」辺りが記憶に残っています。
つかこうへい作品の映画化では、「蒲田行進曲」「熱海殺人事件」「青春かけおち篇」「寝盗られ宗介」「リング·リング·リング」辺りが印象深いかな。1970年代~1980年代のつかこうへいブームは大変なものだったようです。つかこうへい劇団自体は、1974年~1982年らしいので“太く短く”なんでしょうか?その他にも画期的な企画で、日本の演劇界·テレビ映画界に大きく貢献して、その波は韓国にも拡がって行きました。
百合(かたせ梨乃)の刃から自分をかばって亡くなってしまった天竜晴彦(岩城滉一)に変わり、二代目天竜組組長の襲名を覚悟したシスターの今日子(志穂美悦子)。神代(柄本明)の手助けや、想いを秘めた英二(北大路欣也)が見守るなか、宿敵の黒岩(室田日出男)との軋轢の果てにはどんな運命が····。
自分にとっては、つかこうへいの長編小説の映像化と云うことが、何よりの吸引力となっている作品です。
パピヨン

パピヨン