このレビューはネタバレを含みます
待望のカウフマンの新作。原作も悲しいけどとても考えさせられる良い小説だったので公開が待ち遠しかった。
で、いざ本作を観ると、原作のアウトラインはいかしつつも全然違う作品になっているな、という印象。
原作では哲学の例題などがひねられた形でヒントとしてとりあげられていたのだが、こちらはそれが別の映画作品としてでてきている。
でもみんなジェイクの妄想であり、登場人物(家畜)もジェイク自身を象徴してるっていうのは原作と同じ。
私はこの作品はやはりバッドエンドだと思うけど(用務員ジェイクにルーシーが言った言葉と最後のジェイクの歌の歌詞を考えると…)、色々な解釈ができるのもやはり魅力的な作品だからこそだど思う。
しかし、ジェイクかわいそうだ…